蜂球再び
今日はよく晴れて、気温も上がった。
クヌギの花芽もずいぶん伸びて、頭を垂らしてきた。
まだ若葉は細く開き切っていない。
そしてついに、この時期の主役(私の主観)が登場してきた。
ブランコ毛虫こと、マイマイガの幼虫だ。
他にもブランコ遊びする子供たち(幼虫)はいるが、名前(種類)は分からない。
我が家の上空に広がる広葉樹の枝々から、この時期たくさんの子供たちがぶらさがり、
その糸が歩いている我々の顔にまとわりつく。
とても不快なので、春先の主役のように強く脳裏に焼きついているのだ。
マイマイガの一齢幼虫には、毒針毛があることを今日知った。
小さな子供と思って油断すると、厄介なことになりそうだ。
一昨日分蜂し、蜂球で二晩野宿した群れは、朝になっても形を変えず留まっていた。
昼前にその群れも、とうとう北の空に旅立って行った。
一昨日分蜂し、蜂球をつくったもう一つの群れは、昨日書いたように捕獲し遠方に移された。
だが驚いたことに、昨日消えた蜂球は、また同じように作られた。
同じ木に、若干低い位置に形成された。
この位置に近い西群の箱は、朝から騒がしかった。
なにやら殺気立っているようにも感じた。
西群に一番近い中央群も、その緊張が連鎖しているようで、蜂が騒いでいた。
他の分蜂時よりも長い時間巣箱周辺で多数の蜂が飛び回り、巣箱の外壁に蜂が群がっていた。
そして、一昨日とほぼ同じ場所に蜂球が、同じように2か所に作られた。
昼頃には落ち着いてきて、西群に近い球は消えた。
しかし、午後一時過ぎに西群から、蜂の大群が北の空に飛んで行った。
そして、昨日捕獲した蜂球の位置と同じ場所の蜂球は、留まり続けている。
もう、そーっと見守ることにします。
カラスノエンドウは満々とアブラムシを湛え、テントウムシの幼虫のパラダイスにもなっている。
桜も、もうそろろ見納めでしょうか。