ビービーツリーの地植え
一昨年発芽したビービーツリー10本は、その後も生存し、そのうちの4本を昨日と一昨日で地植えした。
一見ヤマウルシに似ている。
木は、思ったよりも大きくなることが多く、地植えした木が、近くの木と干渉してしまう苦い経験を何度かした。
ここなら大きくなっても大丈夫かなと、頭上の空間を確かめながら植えた。
スコップを地面に刺すと、すぐに石や岩に当たる場所がほとんどなので、バケツ数杯分の土を運び入れなければならない。
大きく育つことを祈る。
昨日外南群に設置した粘着シート(囮付き)には、昼前には10匹ほどオオスズメが付いていた。
崖群のシートに張り付いたオオスズメの数は増えていなかった。
この五日間ほどで100匹ほどのオオスズメが捕獲されたことになるが、オオスズメの群れの弱体化はどれほどのものなのだろうか。
たまたま見つけたアゲハチョウの蛹になる直前の幼虫。
隣家の敷地内だが、場所からしてうちの庭に植えた山椒の木にいた幼虫だと思う。
ネットで調べたら、卵から蛹になる確率は2パーセント弱。
成虫になるのは1パーセントにも満たないとか。
走行中の車にぶつかる蝶に出会う度に、「もう少し高く飛んでくれたらなぁ・・」と思う。
スズメバチの襲撃、活発に
朝晩は冷えてきて、順当に秋へと季節が移って行っている印象。
ただ、気象庁の発表では、
「8月の日本の南を中心とした海域の海面水温は、平年よりかなり高くなり、特に、関東南東方、四国・東海沖、沖縄の東では、解析値のある1982年以降で最も高くなりました。」
とのことで、昨年最低の記録を更新したサンマの漁獲量は、今年も不漁が予想されているようだ。
やはり、大きな目で見ると、順当なように見えても、気候は変わりつつあるのだろうか。
昨日は、崖群がオオスズメバチの標的となっていて、粘着シートを設置。
十数匹が張り付いた。
オオスズメバチが二匹巣門前で構えている。
ミツバチは奥に籠り耐えている。
外南群も様子がおかしいので、シートを設置。
崖群で捕獲されたオオスズメ一匹を囮に付けた。
設置した時にはオオスズメはいなかったが、明らかにミツバチは警戒モードで静まりかえっていた。
16日には東群が襲撃を受け、60匹以上シートに張り付いた。
この写真は17日の様子で、襲撃も止みミツバチも警戒を解いていた。
屋根の上にオオスズメが山ほどいる変な状況だが、キイロスズメバチにも威嚇の効果があったかも知れない。
シートを除去した次の日から、キイロスズメの襲撃が激しかった。
キイロスズメに対しては籠城ではなく、巣門付近に散開し隙をみて熱殺蜂球へと持ち込む戦法をとるように感じる。
しかし、キイロも慎重なので、だいたいキイロが隙を見せたミツバチを捕殺している。
日照りは続く
梅雨が明けてから何日雨が降ったのだろうか。
8月はほとんど降っていないという感覚だ。
今月23日の入道雲。
こういう雲も家からは、この夏あまり見た記憶がない。
ミツバチも、この夏はよく水を飲みに来ている。
外の水道の蛇口にも、給水に来ている。
リピーターのようで、よく見掛ける。
今年はこれまでに3群で採蜜をした。
今年新規の北群、崖群と、昨年からの外南群だ。
昨日採蜜をした外南群は7.5段まで枠が伸びたため、迷ったが2.5枠採取した。
最上段は半分の高さの盛り上げ巣、上から3段目はさすがに巣板が未発達の部分が目立った。
盛り上げ巣部分は春に覗いた時には、まだ巣板はなかった。
採蜜直前の薄いプラ板天板。
2ℓ程のきれいな蜜が採れた。
今年はどの巣からも、いい蜜が採れた。
ただ、この夏に消滅した群れが2群あった。
家から遠い群れが消滅している。
天敵も増えてきている。
猛暑の中、花粉の持ち込みが複数の群れで見られました。
梅雨は続く
各地で集中豪雨をもたらしながら、梅雨はもう少し続くようだ。
今日は晴れ間もあったが、午後には雨脚が強まる時もあり、娘も教科書ごとずぶ濡れになって帰宅した。
作業場の扉の外には、毎年ベッコウクモバチの仲間の蜂が巣を作っているのだが、
梅雨の長雨で何かがあったのだろうか。
戸惑いながら、ウロウロしているように見えた。
昨日の雨の状況。
南群は7月になってすぐに滅亡を確認。
スムシの魔窟となっていたので、すぐに片付けた。
南群の箱は最古参の巣箱だった。
初入居が2年前の4月17日。
巣内は厳しい状況が長くあった印象だが、最後に何度か分蜂し、子孫を残して幕を下ろした。
お疲れ様です。
昨日の夕焼け空。
昨日からの雨模様
梅雨に入ったなか、今日は断続的な雨の日となった。
前回の記事の更新からひと月経ち、環境も変わった。
ミツバチ達に、大きな変化はない。
オオスズメバチは捕食のために、時折巣箱に現れるようになった。
捕食の手際が良く、網で捕らえることは出来ていない。
メダカ池で孵化した蛙たちは既に成体となり、皆どこか遠くへ旅立った。
今晩も蛙の合唱がにぎやかだ。
6月6日撮影。
10日に梅雨入りとなり、その頃には池に蛙はいなくなった。
5月19日の、オタマジャクシだらけの池の様子。
5月29日には成体となった個体もいた。
しかし、池の外にはその後もしばらく出なかった。
この蛙は、何の種類のカエルだったのかわからない。
土ガエルか、トノサマガエル系だとは思うのだが。
今年は池に水を飲みに来るミツバチが目立つ。
今年の春の現象として特徴的なのは、マイマイガの幼虫におけるバキュロウィルスの流行だ。
少なくとも、我が家の庭では流行したと言ってもいいと思う。
クワゴマダラヒトリかヒトリガの幼虫でも感染していたものもあった。
春に大発生する毛虫たちの謎の死に、調べてたどり着いたのが虫(節足動物)にのみ感染する、「バキュロウィルス」なるものだった。
今年は、比較的マイマイガの幼虫を中心とする毛虫が多かったが、さなぎになる幼虫がとても少なかった。
ちなみに、
<庭で一番多いマイマイガの幼虫>
成虫(オス)には耳のような触角があり、コウモリを連想させる。
<二番目か三番目に多いのはクワゴマダラヒトリとヒトリガの幼虫>
写真はクワゴマダラで、両者は黒っぽくて似ている。
<カシワマイマイ>
<クヌギカレハ>
クヌギの木の幹で伸びきって死んでいるマイマイガの幼虫が異様に目立った。
大抵は頭を下にして干からびてしまっている。5月29日。
この写真には、一匹生きている個体もある。
死んだ二匹がだいぶしぼんでいるのが分かる。
6月5日撮影。
干からびてはいないが、動かない個体に何気なく何気なく触れると、思いの外体の皮が簡単に破れ、ドロドロの体液が飛び散ることが多かった。
これは、ウィルスを拡散させるための戦術らしい。
体液が付いた葉を食べた個体に感染するらしい。
蛹になろうとして繭をつくったもののサナギになれず、干からびて死んでいるものも多かった。
これは私が地面に置いた個体。マユは作って丸まったが、サナギにはなれなかったようだ。
このような状況のため、今季マイマイガの成虫は庭では二匹しか見ていない。
去年はいつ頃からか覚えていないが、薄暗い薄暗い作業小屋の陰などを歩くと、何匹もマイマイガの成虫が飛んでぶつかってきてうっとおしかったが、今年はまだそんなことはない。
果たして、来年の春は毛虫が減るのだろうか。
ミツバチへの影響は如何に。
一昨日見たこのヤモリは大きく立派だった。