昨日からの雨模様
梅雨に入ったなか、今日は断続的な雨の日となった。
前回の記事の更新からひと月経ち、環境も変わった。
ミツバチ達に、大きな変化はない。
オオスズメバチは捕食のために、時折巣箱に現れるようになった。
捕食の手際が良く、網で捕らえることは出来ていない。
メダカ池で孵化した蛙たちは既に成体となり、皆どこか遠くへ旅立った。
今晩も蛙の合唱がにぎやかだ。
6月6日撮影。
10日に梅雨入りとなり、その頃には池に蛙はいなくなった。
5月19日の、オタマジャクシだらけの池の様子。
5月29日には成体となった個体もいた。
しかし、池の外にはその後もしばらく出なかった。
この蛙は、何の種類のカエルだったのかわからない。
土ガエルか、トノサマガエル系だとは思うのだが。
今年は池に水を飲みに来るミツバチが目立つ。
今年の春の現象として特徴的なのは、マイマイガの幼虫におけるバキュロウィルスの流行だ。
少なくとも、我が家の庭では流行したと言ってもいいと思う。
クワゴマダラヒトリかヒトリガの幼虫でも感染していたものもあった。
春に大発生する毛虫たちの謎の死に、調べてたどり着いたのが虫(節足動物)にのみ感染する、「バキュロウィルス」なるものだった。
今年は、比較的マイマイガの幼虫を中心とする毛虫が多かったが、さなぎになる幼虫がとても少なかった。
ちなみに、
<庭で一番多いマイマイガの幼虫>
成虫(オス)には耳のような触角があり、コウモリを連想させる。
<二番目か三番目に多いのはクワゴマダラヒトリとヒトリガの幼虫>
写真はクワゴマダラで、両者は黒っぽくて似ている。
<カシワマイマイ>
<クヌギカレハ>
クヌギの木の幹で伸びきって死んでいるマイマイガの幼虫が異様に目立った。
大抵は頭を下にして干からびてしまっている。5月29日。
この写真には、一匹生きている個体もある。
死んだ二匹がだいぶしぼんでいるのが分かる。
6月5日撮影。
干からびてはいないが、動かない個体に何気なく何気なく触れると、思いの外体の皮が簡単に破れ、ドロドロの体液が飛び散ることが多かった。
これは、ウィルスを拡散させるための戦術らしい。
体液が付いた葉を食べた個体に感染するらしい。
蛹になろうとして繭をつくったもののサナギになれず、干からびて死んでいるものも多かった。
これは私が地面に置いた個体。マユは作って丸まったが、サナギにはなれなかったようだ。
このような状況のため、今季マイマイガの成虫は庭では二匹しか見ていない。
去年はいつ頃からか覚えていないが、薄暗い薄暗い作業小屋の陰などを歩くと、何匹もマイマイガの成虫が飛んでぶつかってきてうっとおしかったが、今年はまだそんなことはない。
果たして、来年の春は毛虫が減るのだろうか。
ミツバチへの影響は如何に。
一昨日見たこのヤモリは大きく立派だった。